Archive for April 2010

30 April

蕗に始まり蕗に終わる4月

     「じゃがいも終わったら蕗お願いします。」
     師匠の「のり」さんの指示でじゃがいも6キロ洗ってから蕗の下処理。
      

     蕗の下処理ってどうするんやったっけ。
     あぁ、そう言えば初日にあった蕗の含め煮。
     
     
     今日で4月も終わりやなぁ。

     天ぷらはキスとサヨリとアナゴ、蕗の含め煮。
     
     料亭並みの献立とちがうか。
     
     

     キスとアナゴとサヨリの天ぷらに舌鼓を打つ園児…
     
      
     ほとんど残食なし。

     明日から連休で保育園ともしばらくお別れ。
     連休後半は、新潟の「鶴越」を手伝いに行くし。

     
     午後からは市役所の組合事務所へ片付けにゆく。
     
     

     組合も21年間執行委員で頑張った。

     その職場にいる以上、組合に入るのは当たり前だったし、
     執行委員やるのも当然のことだった。

     人の努力をあてにして、
     自分の忙しさを、余裕のなさを理由に
     無関心、非協力を決め込む。
     そんな生き方は絶対許せない。
     忙しいなら忙しいなりに、
     やれることがあるはずだ。   

     組合で頑張っている人がいるから、
     役員で頑張れなくても、
     組合員で居る人がいるおかげで、
     労働条件や権利は守られているのだし、
     市役所の組合なら、
     そこで働くものの立場で、
     市役所が本当に、
     市民に役に立つ所としてあり続けられるように、
     チェックを入れ、発言していけるように。

     憲法にも保障されている労働組合が、
     正しく機能してこそ、
     世の中の民主主義は、
     正しく実現する仕組みになっているのだ。

     だから、もし組合のやっていることがおかしいなら、
     しっかり指摘して、組合員として解決すべきなのだ。

     だから、息子が喘息で何度も入院しても、
     父が癌で死んでも、
     母が二度にわたり癌を患っても、
     組合を辞めるなんて考えもしなかった。

     組合員である限り、役員になる人が必要なら、
     どんなに苦しくても役員を続けてきた。

     そんな気持ちで続けてきた
     川西市の職員組合は誇りだし、
     頑張って組合活動を続けている組合員のみんなは、
     本当に真面目で立派だと思う。
     
     明日はメーデー。
     川西市では毎年メーデー前夜祭が行われる。
     
     
     健康で生き生き働き続けられる世の中、
     こども達が幸せに育ってゆける世の中、
     自由にもののいえる世の中は、
     昔からあったものではなく、
     私たちの先輩たちが、血のにじむ努力で、
     実際に血を流して勝ち取ってきたものだ。
     
     だんだんおかしくなってゆく世の中を、
     見てみないふりをして、他人事のように
     ほっておけるはずがない。
     
     こんな時代に、みんなの願いを形にして、
     集会やデモ行進を毎年続けている。大切なことだ。
     
     私はうどん屋になって、
     自治体労働者という立場ではなくなったけれど、
     もっともっとみんなが幸せに生きることが出来る世の中に、してゆくために。
     
     うどん屋という立場で、精一杯努力してゆきたい。
     
      
     メーデー前夜祭の後、
     執行委員のみんなが、私たち夫婦のために送別会を開いてくれた。

     この時代に、役員として組合で頑張ってゆくことは、
     大変な苦労がある。
     子育てや、仕事のこと、家庭のこと、
     しんどいことは幾らでもある。
     それでも、誰かがやらなくてはと言う思いで、
     頑張っている執行委員、組合員の仲間は、
     本当に誇らしい仲間だ。

     ここで退職して、別の道を歩むことは、
     市役所を辞めることと同じくらいつらいことだった。
     でも、限りある人生の中で、
     この道を選択した私たちを、
     きっと色んな思いがあったと思うけど、
     暖かく見送ってくれた。
     
     ありがとうみんな、ごめんな。
     自分にしかできないやり方で、
     精一杯この町に関わってゆくことで、
     この借りは返してゆきたいと思っている。

     
     これは、送別会に来てくれた、
     焼き鳥とピール大好きのリサちゃん(2歳)。
     ………ビールは違うか。

     今日はちょっと堅い話。
     
23:00:00 | guzura | |

26 April

もうすぐおはようが始まります

  8時45分、調理室にも放送が聞こえてくる。
  ちょうどごはんを仕掛けて、野菜の下処理をしている頃。

  もうすぐ始まる「おはよう」ってどんなことしてるんやろ。 

  そんなことを考えてたら
  ごはん24合って言われたのに28合仕掛けてしまったことに気がついた、すみません。
  
  
  シイタケのへた取ってタマネギ、人参もプロセッサにかけて、
 温めて絞った豆腐と鶏の挽肉を一緒に片栗粉も入れてボウルで合わせます。
  鉄板にオーブンシートを敷いて、平らにのばして、スチコンへ。

   

   松風焼き。

    
   今日も給食がうまい。

   でも、明日は休み。
   五月山へみんなは遠足に行くという。

   明日は雨だといってるけど、大丈夫かなぁ。

   明日は製麺。
   
23:58:00 | guzura | |

24 April

池田の猪買い

    
   気の多い私が昔からやりたかったことの1つに落語がある。
    高校生時代、興津要の講談社落語全集が愛読書だったが、ちょうどその頃、阪急電車の宝塚行きに乗っていたところ、蛍池駅の向かいの電車のドアのところで独りネタを繰る枝雀を目撃した。
   以来、桂枝雀の大ファンになってしまった。
   枝雀が亡くなったときは本当にショックだった。

   落語もうどんと同じく、もっぱら読んだり見たりするばかりだったが、
   ある日、研究所から徒歩圏内のおもしろスポット調査のために
   池田市の「落語みゅ〜じあむ」を見に行ったところ、
   「アマチュア落語家講座」のチラシが目にとまった。
   4月から2月まで、月2回土曜日年間32000円、演目「池田の猪買い」「池田の牛ほめ」…。
   プロの落語家さんが直接稽古をつけてくれるらしい。
   今年は桂三枝の弟子桂三歩さん。
   
  う〜ん、これはチャンスかも〜〜〜〜
魔が差したとしか言いようがない、これからどんどん忙しくなるだろうというのに・・・・

申し込んでしまった。

  

今日はその1回目。

   22人の受講者がめいめいに自己紹介。
初めての高座に上がり大変気分がいい。
個性的な人がたくさん来ている、
   人の話を聞いていて、
   押しつけがましくなく自分を表現することの難しさを改めて感じた。
   難しいなぁ。
   そして、面白いなぁ。

  
  
   昼からは保育園の総会。
   会の最後に私が保育園のために作ったうた
  「おおきくなったよ」をうたうので、伴奏を頼まれたのだ。

   丁度、今調理室でお世話になってもいるし、ご挨拶もかねて出掛けていった。
  
   待機児童を減らすという大義名分で
  
   保護者もこどもも豊かに成長してゆける拠り所としての保育園を充実させる方向でなく、
   質の保証を取っ払い競争原理にゆだねて、
   見てくれを競う金次第の制度へ
   保育制度が大きく変えられてゆく………
 
   そんなことを考えて欲しいと、先生たちが寸劇をやっていた。
  

   最後に歌った「大きくなったよ」

   猪名川の土手を走って 菜の花畑にあいさつ
   いつだって元気だよ ぼくら 大きくなったよ
  
   五月山のガケを登って 大きな声で叫んだ
   青い空に赤い屋根 ぼくら 大きくなったよ

   イチョウの葉っぱが光ってる コスモスの花が笑ってる
   みんなが大好きさ ぼくら 大きくなったよ
 
   齢取った桜の木の下で 力一杯跳んで走るよ
  小さくたって負けないぞ ぼくら 大きくなったよ

   いつか桜の花びらいっぱいの 新しい道歩くときも
   心の手は離さない ぼくら 大きくなったよ

   心の手は離さない ぼくら 大きくなったよ


   自分のこどもがここで人生の始まりを過ごした、
   親としての新しい人生を歩み始めた自分たち、
   そんな保育所生活に思いをこめて
   1992年、ムスメの卒園の時に作った歌。

   今も歌ってくれて本当に嬉しい。

  そして今、
  保育所の3階ライブや調理のボランティアで
  再び保育園に関わっているなんて、
  何か不思議だな。

  
   
  総会の後はうどんの仕込み
  ふくほのか4キロ、緑あひる4キロのブレンドで12キロを製麺する。
  室温も同じくらいで丁度いい。
  今日はこれを仕込んでおしまい。

   

  五月山に西陽があたっている。もう少したつともっときれいになるんだけど、今から保育園で打ち合わせ。
23:19:53 | guzura | |

23 April

ハナミズキ

   
   桜が終わったら、反対側の並木のハナミズキが咲き始めた。
   猪名川沿いの並木、ちょっと落ち葉が出るだけで街路樹を丸坊主にしてしまうところがあるけど、この町の人たちは、本当に素敵だ。
   
   今日の献立
   
   2回目の豆ご飯。
   ご飯を仕掛けておつゆのじゃがいもを切って、
   キャベツとわかめの酢の物を混ぜ混ぜする。
   

昨日の魚屋さんで買ったサワラの塩焼き、スチコンでほくほくに焼けた。今日も豆ご飯がうまい。

   今日のお豆はあひる組さんがむいてくれた。
   お豆のさやをかじった子がいたんだって。
   
   おいしかった?

   

   職員室には五つつ葉のクローバー。
   

   誰がどこで摘んできたのかな。

   明日は保育園の総会だそうで、
   先生方は忙しそう、ごくろうさま。

 

23:58:00 | guzura | |

22 April

お手伝いクッキング

    
    今日は2回目の豆腐ハンバーグと春雨サラダ。
    人参の千切り、小松菜のざく切り、ハンバーグ丸め、
    今日もスチコン大活躍。
    
    今日はハンバーグに入れるエンドウ豆を
    うさぎ組のみんなが剥いて持ってきてくれた。
    「ありがとう〜」
    
    後で教えて貰ったけど、お手伝いクッキングっていうのか。

    豆の手触りと青臭い香り、ころんと落ちる音、

    先生も言ってたけど、
    大きくなってから、
    春が来ると、
    手触りや、香りや、音を思い出すんだろうな。

    
    

    帰り、保育園の前に魚屋さんが来ていた。
    
    クッキングの日、こども達がここでお魚を買って、自分たちで調理したんだって。

    いいなぁ〜。

    



22:19:00 | guzura | |