Archive for 03 April 2010

03 April

絹延橋うどん研究所へようこそ

 
 今日は久しぶりに昼までゆっくり寝て
 午後からゆっくり研究所へ。

 年度末からたくさんの人に来ていただいて、
大変盛り上がった。

 古くからの友人が子連れで15人、半年ぶりにやって来た。
醤油うどん、かけうどん、ひやかけの三種を食べてもらう。
半年前よりうまくなったとお褒めの言葉をいただく。
かけ出しが少し辛かったが、麺は少し自信があったので
うれしい。
 そんな研究所所長の思いとは関係なく、ビールで盛り上がる。

 
 出身の高校の放送部が取材に来た。
 昨年9月、ちょうど退職の意向を職場に報告した頃、
高校のとき入っていた「やぶれこうじ」という校内雑誌の
編集委員会のことをインタビューにきた。
高校生が自主運営するユニークな校内雑誌で、
私の生き方に大きな影響与えた一つの経験だった。

仕事を辞めてうどん屋になる。
人生の転機に出身高校の後輩がこんな話を聞きに来てくれる。
 
 私は何かを成し遂げた訳でもないけど、
今の思いを人に話すのは
自分を見つめ直すいい機会になった。
 こんな私の話が面白いと、二回目の取材。
兄弟弟子、上越の鶴越のたまが「人生の楽園」に出演したけど、
私は後輩たちの作る作品に出演させてもらうなんて、
超ローカルだけど、うれしいな。

 楽しく、たくさん話して、
高校生のエネルギーを分けてもらった感じ。

 期待を裏切らないいい店にしよう。
 期待を裏切らないよう、しっかり生きてゆこう。

 
みんなが帰った後はちょっと寂しい。
晩ご飯も奥さんと二人でうどん。いいじゃん、うどんで。

 
そんな研究所に今日は電気オーブンを導入。
少し前にヤフオクでゲットしておいたもの。
デロンギの1900、なかなか優れものと評判のやつ。
 今晩はこいつを使ってピザ、四月から「ぢょしだいせい」
になった奥さんも帰って来てビールで一杯。
 これからはおかずの研究もやってゆかねば。

そして明日はグレート福井君が来る




 1月に香川に行った時、この福井工作所の手打式仕上機を
多くの店で使っているのを見て改めて思った。
 便利な製麺機が普及しているが、機械に使われてはいけない。
 反面、うまいうどんを一定量作り続けるには、
体を壊さないように上手に機械を利用することも一つの方法だ。
 もちろんいっさい使わない方法もあるとは思うし、
実際そうしている方もいる、すごいと思う。

 僕らはこの手打式仕上機を「グレート福井君」と呼んでいる。
(僕らってたまと私だけかも)
 機械製麺だけではこの機械はいらない。
これがあるということは、手延ばしにこだわっているということ。
 グレート福井君とおつきあいを始めたいと思っていたら
ネットで発見。それも、なんか上の板にゴージャスな模様が入っている。思わず丹波市の倉庫まで見に行って購入を決定。
 セレブな福井君とでも呼ぼうか。

 明日の搬入のために研究所を片付け、福井君の席を作っておいた。

 ちなみに麺ちゃん(さぬき麺機M-305P)は
本格稼働に向けたオーバーホールで里帰り中。
里帰り出産の妻子の帰りを待つ気分である。

 それまでは福井工作所の「スーパー福井君」(麺切り台のこと)
の現役復帰。ちょうどいいから福井家の一族に世話になって、
来週はガンガン行こう!

22:16:06 | guzura | |